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痛みの多い人は、なぜ風邪を引きやすいのか?

 何が原因か、一年中、いつも風邪を引いているような人がいます。風邪は、ウイルスによるものにほかならないですが、呼吸器に入ったウイルスをはねつける力があるか否かで、風邪にかかるかどうかが決まります。身体の一部を冷やすと、その部分の血液がスムーズにいかなくなります。すると局部貧血が起こり、ウイルスへの抵抗力が落ちます。血流がスムーズにいかなると起こるのは、風邪だけではなく腰痛をはじめとする痛みです。風邪を引いて筋肉痛や関節痛を起こすのも、同じ原理です。すなわち、風邪を引きやすい人は、常にどこかに痛みを持っていておかしくないということになります。特に、背中の痛みを起こしやすい可能性があります。一般に風邪は、呼吸器に症状が出やすいです。呼吸器は、鼻・口・咽喉・気管・肺など、空気が通過する器官です。息を吸い込むと、空気は鼻から入って肺に行きます。そのとき、必ず一緒になって動いているのが、肋骨です。つまり私たちは、胴体そのものを使って呼吸をしています。胴体の全体が呼吸器であるとも言えるかもしれません。広義で、胴体が呼吸器であると考えた場合、筋肉全体に何の偏りもなく、バランスがとれていれば、血液はいつもスムーズであり、風邪を引くことはありません。もちろん、痛みが発生することもありません。要は、身体のアンバランスが痛みを引き起こし、同時に風邪をも引きやすいさせているのです! 逆にいうなら、身体のアンバランスを矯正すれば、血液循環も良好となってウイルスの増殖を抑え、炎症を沈めることができるのです。それは、身体のバランスを保っているうちは、めったなことで風邪を引かなくなるということです。

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